家庭訪問がはじまる…保護者の方と何をどう話すのかイメージできない…
周りの先生にもっと聞きたいけど、忙しそう…
多くの学校では、4月下旬から5月上旬にかけて家庭訪問が行われます。
最近は、希望する家庭のみに行っている学校も増えているようです。
年に1度の事ですが、毎回緊張します。
保護者の方と1対1で緊張する…
何を話そう…
道に迷いそう…
時間通り回れるかな…
不安なことをあげると、きりがないですが、保護者との会話の流れがイメージできると、少しは安心するのではないでしょうか。
- 元小学校教員→専業主婦
- 2校の公立小学校に勤務
- 家庭訪問の経験は、40人×4回ぐらい
- 方向音痴なので、グーグルマップがお守り
家庭訪問の目的
家庭訪問には、目的があります。
- 家庭での子どもの様子を知ること
- 保護者の方と顔合わせをすること
- 家庭環境をチェックすること
- 通学路や家の場所を把握しておくこと
学校での子どもの様子を、保護者の方に伝えることが、1番の目的と思われがちですが、少し違います。
学校での子どもの様子は、話題のネタの1つです。
保護者の方に、子どもの事を教えてもらうことが重要です!
家庭訪問の流れ
家庭訪問は、保護者の方に子どものことを教えてもらう、よい機会です。
保護者の方の話す時間が長くなるように、会話の流れを作ります。
「こんにちは、はじめまして。担任の〇〇と申します。1年間よろしくお願いいたします。」
「短い時間ですが、〇〇くん、〇〇さんについて、教えていただきたいと思います。」
聞きたい内容を、紙に書いて見せる方法がオススメです。
話がそれたり、聞き漏らしたりすることがないです。
- 褒めて、伸ばしていってほしい所
- 心配なこと
- 担任に知っておいてほしいこと
- 家での様子
家庭訪問のお知らせなどで、事前に保護者の方に教えていただきたいことを書いておくとスムーズです。
うなずいたり、共感したりしながら聞きます。
メモは、基本取りません。
重要なことで覚えられそうにないことは、「メモを取らせてもらってもいいですか」と、聞いてからメモします。
学校での様子や、他の話題は、時間が余ってしまった場合にします。
「お忙しい中、時間をとっていただき、ありがとうございました。」
「何か気になる事があれば、学校へ連絡ください。」
「1年間、よろしくお願いいたします。」
家から離れたら、覚えておきたいことなど簡単にメモします。
保護者の方に話を聞いていると、10分ぐらいはあっという間にすぎます。
家庭訪問での保護者の方との話題
時間が余ってしまった場合の話題です。
- 名前の由来
- よく一緒に遊んでいる友達
- 放課後の過ごし方
- 今、ハマっていること
オススメなのは、名前の由来です。
保護者の方も、聞いている方もほっこりとした気持ちになれます。
学年主任の先生に教えてもらいました。
気をつけるポイント4つ
その①:学校の家庭訪問ルールを確認しておくこと
学校によっては、家庭訪問においてルールを決めていることがあります。
例えば…
- 必ず、玄関先で済ませること
- お茶菓子は、いただかないこと
- 不在だった場合は、保護者の方に、学校にいる職員から電話連絡すること
(担任の携帯電話でしないこと)
周りの先生に、確認してみましょう。
その②:保護者との会話で、タメ口を使わないこと
ふとした瞬間に、タメ口がでてしまわないように、気をつけましょう。
私は、意識しすぎて、よくわからない敬語を使ってしまいました。
家庭訪問は、保護者の方にとっては、初めて我が子の担任に会う場面です。
丁寧な話し方を心がけて、保護者の方に安心感をもってもらえるようにしましょう。
その③:お茶やお菓子が出たら、どの家でも同じ対応をすること
お茶やお菓子が準備されていることは、あります。
いただくなら、いただく
断るなら、断る
どちらかに、そろえます。
あの家では、先生は、お菓子をもらったみたいだけど…この家では、先生は、お菓子を断った…
どの家でも、平等にふるまうことが大切です。
保護者の方が、不信感や不平等感を抱かないようにしましょう。
私は、いただいていました。持ち帰ることができるものは、カバンに入れていました。
その④:「こんなお子さんですよね」と決めつけないこと
家庭訪問は、1学期のはじめに行われることが多いです。
この時期に、学級全員のことは分かりません。
「こんなお子さんですよね」と決めてしまうのは、よくありません。
かわりに、
「〇〇をしている姿をよく見ます」など、事実を伝えましょう。
まとめ:【小学校新任教員】家庭訪問の流れ、保護者との話題、ポイントはこれ
- 家庭訪問は、保護者の方に子どものことを教えてもらう機会
- 保護者の方の話す時間が長くなるように、会話の流れを作る
- 時間が余った時の話題は、名前の由来がオススメ
- 気をつけるポイントは、4つ
「学校の家庭訪問ルールを確認」「タメ口にならない」「お茶菓子の対応を統一」「こんな子と決めつけない」