「日教弘」「弘済会」って何?
保険と関係あるの?
先生達は全員「日教弘」「弘済会」の会員なの?
こんなお悩みを解決します。
- 「日教弘」「弘済会」とは何か
- 日教弘の会員メリット&デメリット(経験談)
- 元小学校教員→専業主婦
- 2校の公立小学校に勤務
- 「日教弘」「弘済会」の現会員
今回は、「日教弘」「弘済会」について解説します。
「にっきょうこう」「こうさいかい」と読みます。
4月の忙しい時期に、新任教員に向けた保険勧誘の方が、学校に来ますよね。
そして、保険勧誘の方が、「弘済会」「日教弘」というワードをよく使います。
- 保険と「日教弘」「弘済会」は、どう関係があるのだろう…
- 周りの先生には、保険や「日教弘」「弘済会」について聞きにくい…
という状況にならないためにも、「日教弘」「弘済会」について教員が知っておきたい情報をご紹介します。
「日教弘」「弘済会」とは何?教員なら絶対に知っておきたい情報!
「日教弘」「弘済会」は、同じ団体です。
「日教弘」
=公益財団法人 日本教育公務員弘済会
「弘済会」
=公益財団法人 日本教育公務員弘済会
(以下、日教弘で説明をします。)
日教弘は、各都道府県に支部があります。
会員になる場合は、勤務地の支部に入ります。
\公式ホームページはこちら/
その①:日教弘とは何か
日教弘とは、何を目的としている、どんな団体なのかを確認すると、
この法人は、青少年の健全な育成に資するため、有為の学生・生徒に対する奨学資金の貸与及び給付、教育一般の特に有益な研究に対する助成等を行い、教育、文化の向上、発展に寄与するとともに、教育関係者の福祉向上を図ることを目的とする。
出典:公益財団法人 日本教育公務員弘済会 ー組織の事業案内・ディスクロージャー
簡単にまとめると、
- 子どもへの教育に関する支援
- 教員への福祉向上(お祝い金や健康・余暇費用の助成)の支援
この2つを目的として、活動している団体です。
その②:日教弘が行っている事業
日教弘は、子どもや教員、学校に支援として、教育振興事業を行っています。
1.有為の学生・生徒に対する奨学資金の貸与及び給付
2.教育一般の特に有益なる研究に対する助成
3.教育、文化の振興に対する支援
4.教育関係者の福祉向上に関する事業
5.その他目的を達成するために必要な事業
出典:公益財団法人 日本教育公務員弘済会 ー組織の事業案内・ディスクロージャー
分かりやすいものだと、奨学金事業や、講師による出張授業、鑑賞会を開催したり、植物のプレゼントをしたりしています。
4.教育関係者の福祉向上に関する事業は、この次にご紹介します。
その③:教育関係者の福祉向上に関する事業とは
- 日教弘の会員
- 条件を満たす「提携の保険」に加入している
この2つを満たすと、教育関係者の福祉向上に関する事業の支援を受けられます。
どんな支援があるかというと
- 結婚お祝い(5000円分のカタログギフト)
- 出産お祝い(5000円分の商品券)
上半期・下半期にそれぞれ、100人~200人程度(抽選)
- 人間ドック等の助成
(自己負担があった場合、5000円を上限) - ボディケア助成
(5000円を上限) - レクリエーション助成
(休日等の映画・演劇・図書購入3000円を上限)
※すべてクオカードでの補助になります。
さらに、各都道府県の支部別にも、その支部独自の支援があります。
- 野球・サッカーなどのスポーツ観戦への招待
- 指定宿泊施設の利用補助(8000円程度)
- コンサートや演劇などに優待価格での招待
これ以外にもあります。
詳しくは、勤務している都道府県の日教弘ホームページをご確認ください。
\公式ホームページはこちら/
その④:日教弘会員になるには
日教弘は、会員制になっています。
Q.日教弘の会員になるにはどうしたらよいのですか?また、入会金や年会費はかかりますか。
出典:公益財団法人 日本教育公務員弘済会ーよくあるご質問(FAQ)
A.会員になるには、日教弘の趣旨に賛同された方で、「会員加入申込書」にてご加入いただきます。「会員加入申込書」につきましては、最寄りの各都道府県支部にご連絡ください。また、会費等費用は不要です。
申し込みをすれば、教員は日教弘会員になれます。会費は無料です。
会員になっただけでは、教員への福祉向上の支援は受けられません。
多くの教員は、日教弘と提携の保険に加入した特典として、日教弘の会員になっています。
その⑤:日教弘の会員数
退職後の教員も会員の場合があるので、現役の教員の会員数は分かりません。
およそ60万人とホームページでは紹介されています。
現在では、共済事業(提携保険事業)をはじめ、教育振興事業、福祉事業を中心に活動し、60万人もの会員を有するまでに発展しています。
出典:日教弘について❘ジブラルタ生命保険
提携の保険に入ること=日教弘の会員になることのメリット&デメリット
提携の保険に入る=日教弘の会員になるという先生が、多いです。
なので、提携の保険と日教弘の会員のメリット&デメリットを、ご紹介します。
私の体験談です。1人の意見として参考になればと思います。
メリット
- 担当が学校に来てくれるので、保険の説明や契約のために、どこかに出向く必要がない。
- 助成や優待を上手に使うと、お得に感じる。
- 保障の内容に対する保険料が安いらしい。
(保険の内容による)
- 退職しても、提携の保険に加入している限り、日教弘の会員であり、助成や優待を受けられる。
私は、まだ使いこなせていませんが、助成やいろいろな優待があります。
デメリット
- 提携の保険が、必ずしも自分にとって1番よいものとは限らない。
- 提携の保険の引き落としが、口座引き落とししか対応していない。
(カード決済不可
- 助成や優待を受ける手続きに、手間がかかる。
保険に入る場合は、複数の保険会社で内容を検討した方が良いです。
「日教弘」「弘済会」「日教弘」とは何?教員なら絶対に知っておきたい情報!:まとめ
今回は、「日教弘=弘済会」について解説しました。
- 子どもと教員への支援を目的とした団体
- 提携の保険に加入することで、日教弘の会員になる先生が多い
- 会員費は無料
- 条件満たすと、助成や優待を受けられる
- 保険加入と会員のメリット&デメリットを考える
日教弘が、合う人もいれば、合わない人もいると思います。
日教弘の提携の保険の方が、4月ごろ、学校に保険加入の勧誘に来ます。
いろいろな保険を勧められますが、即決をせず、自分には何が必要か考えてみることが大切です。