もう少しで、4月1日…新任教員の初日の動きを知りたい。
何をするのか分からないから、不安。準備しておくことはある?
こんなお悩みを解決します。
- 着任初日【4月1日】のよくある動き6つ
- 着任初日に意識しておきたいポイント
- 元小学校教員→専業主婦
- 2校の公立小学校に勤務(正規採用)
- 職員数は、2校の合計で140人ほど
4月からの勤務に、不安を抱えている方は多いです。
想像しようにも、分からないことが多すぎて、漠然と「不安だ」と感じてしまいます。
私は4月1日が近づくにつれ、不安と緊張から食欲不振になりました。笑
不安を少しでもやわらげるには、「知ること」が大切です。
知ることで、これから何が起きるのか予想がつき、心の準備ができます。
そして、起きるであろうことに対して、具体的な行動をとることができるようになり、少しずつ不安がやわらいできます。
今回は、小学校の新任教員に向けた、着任初日の動きを解説します。
初日の動きを知って、今できることに目を向けていきましょう。
着任初日に必要なものは、【小学校新任教員】着任初日に必要なもの5つ!の記事にまとめています。ぜひご覧ください↓
【4月1日】着任初日の小学校新任教員の動き
着任初日に、よく行われること6つご紹介します。
- 辞令交付式
- 職員全員の前でのあいさつ
- 歓迎会をかねた昼食
- 職員会議
- 部会
- 学年の仕事
順番は、この通りではありませんが、大体この6つで1日が終わります。
その①:辞令交付式
4月1日から新しく採用される教員が、市役所などに集められ、辞令交付式が行われます。
辞令交付式は、ほとんどの場合が式に参加するだけです。なので、準備しておくものはありません。
採用人数が少ない地域だと、個人の名前を読み上げられることがあります。
勤務する自治体によって、辞令交付式が行われる時間は異なります。
※午前か午後
また、「新型コロナウイルス感染症対策」により、オンラインに変更されている地域もあります。
その②:職員全員の前でのあいさつ
勤務校に到着すると、新任の教員や転任してきた教員が、全職員の前で自己紹介をします。
何を言うか、あらかじめ考えておくと焦りません。
- 出身地や出身大学
- 仕事への意気込み
- 趣味や特技
- 休日の過ごし方
※新しく赴任する教員が全員そろうまで、校長室などで待つ場合があります。
その③:歓迎会をかねた昼食
職員室や広い教室で、職員全員で昼食をとることが多いです。
お弁当を持参するのか、学校側が準備するのかは、事前に管理職が教えてくれます。
楽しく会話したり、もう一度自己紹介をしたりしながら、昼食を食べます。
自己紹介の内容を考えておくと安心です。
教員を目指したきっかけや趣味など、始めの自己紹介とはちがう内容にすると、聞く方も楽しいです。
その④:職員会議
職員全員で、本年度の学校の体制や行事等を確認します。
管理職や主任の教員が説明をするので、資料を見ながら話を聞きます。
初めは何のことかよくわからない説明が多いと思いますが、以下の3点は必ずマーカーを引いておきましょう。
- 自分の名前が書かれている所(担当になっている)
- 直近の行事予定
- 提出物と提出期限
その⑤:部会
教員は、担任だけでなく、行事や委員会、学校設備の運営もします。
教員は大きく4つの部会(チーム)を構成し、それぞれの部会に割り当てられた仕事もします。
割り当てられる仕事をまとめて、校務分掌と言います。
- 生徒指導部|児童の生活や行動面の対応・支援を要する児童への対応
- 教務部|成績評価の決定・時間割の調整・入学式や卒業式、朝会などの運営
- 保健体育部|運動会の運営・プールの管理・トイレや手洗い場などの衛生環境の整備
- 研究部|学校の教育目標達成に向けた授業提案・研究授業の企画と運営
※保健体育部が、生徒指導部に含まれることもあります。
何部に所属するかは、事前に決めてあったり、学年で相談したりして決めます。
それぞれの部会ごとに分かれ、今年度の仕事分担を細かく決めることが多いです。
1つの仕事に対して、主担当と副担当を決めていきます。多くの仕事があるので、1人がいくつもの主担当や副担当を兼任します。
同じ部会になった教員に「自分にできる仕事」を聞き、主担当や副担当になります。
仕事の大変さ(内容)によって、担当する数は異なりますが、大変さが平等になるように決めていきます。
新任だと大変な仕事は振り分けられにくいですが、主担当になることはあります。
その⑥:学年の仕事
新学期に向けて、学年ごとに準備をします。
- 学級名簿の作成と印刷
- ノートやドリル、テストなどの教材選び
- ロッカーや靴箱の名前シール作成と貼り替え
- 教室に備品を運び、設置する
その他いろいろ
学年の仕事は、連携プレーが重要です。
学年主任や同僚の教員に、やり方やできることを聞き、どんどん作業を進めます。
学年に1クラスしかない場合は、近い学年の教員と連携しながら進めます。
新任教員が、着任初日に意識しておきたいポイント
誰もが緊張する初日、意識しておきたいポイントは4つあります。
- コミュニケーションをしっかりとる
- 自分に関係のあることで、分からないことは、すぐに聞く
- できそうなことは、進んで行う
- 書類は無くさない!
※バインダーにとめたり、クリアファイルにまとめたりする
4月に配布される書類は、びっくりするほど多いです。
新任の教員だけでなく、一緒に働く同僚の教員も、初対面では緊張するものです。
相手からのコミュニケーションを待つのではなく、自分から積極的にコミュニケーションをとるようにしたいです。
また、新任教員は、失敗することやできないことが必ずあります。そんな時は、同僚の教員の力を借りることになります。
「すみません」と謝ることも大切ですが、「ありがとうございます」と感謝の気持ちも、忘れずに伝えましょう。
まとめ:小学校の新任教員、4月1日の主な動きは6つ!事前に自己紹介を考えておく
今回は、小学校新任教員の着任初日(4月1日)の動きを解説しました。
\着任初日の主な動き/
- 辞令交付式
- 職員全員の前でのあいさつ
- 歓迎会をかねた昼食
- 職員会議
- 部会
- 学年の仕事
自己紹介で話すことを、事前に考えておきましょう!
新年度を迎える4月は、着任初日からやることがたくさんあります。
しかし、頑張りすぎては身が持ちません。
学年主任が退勤する時や「今日は帰っても大丈夫よ」と声をかけられた時は、帰るようにしましょう。
初日の疲れをとることや、初日を過ごしてみて、必要だなと思った物を買いに行く時間をとることも大切です。
退勤する前に、学年主任に明日やることを確認しておくと、次の日の仕事がスムーズに進みます。
着任初日に必要なものは、【小学校新任教員】着任初日に必要なもの5つ!の記事にまとめています。ご覧ください↓
今回は、以上です。
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