水泳が苦手だけど、小学校教員としてやっていける?
泳げないけど、採用試験は乗り切れるのかな??
こんなお悩みを解決します。
- 「泳げない・水泳が苦手だと困るのか」答えとその理由
- 泳げなくても、必ずできないといけないこと
- 教員採用試験に向けて、できること
- 元小学校教員→専業主婦
- 2校の公立小学校に勤務(正規採用)
- 職員数は、2校の合計で140人ほど
小学校教員は、人それぞれ得意不得意はあっても、平均的に各教科を指導できるスキルが求められます。
しかし、どう頑張っても苦手なことやできないことはあります。
特に、「体育」「音楽」「図工」などは、生まれ持った能力やセンスによって、指導のスキルに差が生まれやすいです。
中でも水泳は、「泳げない」「水泳が苦手」という教員志望の方が多く、
小学校の先生は、泳げない・水泳苦手だと困るのか
泳げない・水泳苦手だから、水泳の授業ができなくて困ると言うことは、ないです。
なぜなら、自分が泳げなくても、水泳指導は、できるからです。
自分が泳げないことと、水泳指導ができないことは、別問題です。
子どもに分かりやすい指導をすることが、1番大切です。
小学校の先生が、泳げない・水泳苦手でも困らない理由4つ
理由①:上手な見本を見せるには、子どもが1番
先生が上手な見本を見せる必要は、ありません。
子ども達の中には、スイミングスクールに通っている泳ぎの上手な子が、必ずいます。
泳ぎが上手な子どもに、見本を任せます。
- 見本になった子の自信につながる
- 見本の子が泳いでいるのと同時進行で、先生がポイントを解説できる
- 子どもが見本になることで、より集中する
理由②:泳ぎが上手と水泳指導が上手は別物
水泳指導が上手であることの方が、重要です。
私の経験ですが、泳ぎが上手なことと水泳指導が上手なことは別物だと思います。
水泳指導には、いろいろなテクニックが必要です。
- 安全指導の徹底
- 環境の設定(子どもの位置・待たせ方・道具の準備など)
- 指導の方法(声のかけ方・イメージの持たせ方・見本の見せ方など)
自分の泳ぎを上達させるよりも、水泳指導が上達するように努力した方がよいです。
その方が、結果的に子ども達の力も伸びます。
先輩の先生達からアドバイスをもらったり、水泳指導が上手な先生のマネをしたりすることが上達への近道です!
理由③:プールに入らず指導する教員が必要
水泳指導の時には、子どもの安全のため、プールサイドに立って指導する先生が、必ず必要です。
この先生は、プールサイドから水泳指導はしますが、プールに入ることはありません。
なので、泳ぎが苦手でも、そんなに困ることはありません。
理由④:プールの深さは、最大1.5m
小学校のプールは、深くても水深1.5mまでです。
(プールの真ん中のあたり)
なので、プールの底には必ず足がつき、泳げなくても、安心して指導ができます。
必ずできないといけないこと3つ
その①:水を怖がらず、すぐにプールに飛び込める
プールの中で、子どもに何かあった場合、すぐに助けなければいけません。
水を怖がらず、すぐにプールに飛び込む必要があります。
その②:もぐって、目をあけられる
子どもに何かあり、プールに飛び込んだ後、もぐる可能性もあります。
教員は、ゴーグルを身につけていない時もあります。
プールの中にもぐって、目をあけて、状況を確認する必要もあります。
その③:周りの先生に、自分の実力を伝える
自分の水泳の実力「具体的に、何ができて何ができないのか」を同僚の先生に伝えることも重要です。
いざという時に、先生同士が素早く判断し、連携して動くためです。
例えば、子どもがおぼれた場合に、すぐに役割分担し、行動できます。
- 先生A(泳げる)→プールに飛び込んで救助
- 先生B(泳げない)→職員室と保健室に連絡、AEDを準備
- 先生C(泳げる)→先生Aの補助
周りの先生に、自分の実力を伝えることは、子どもの命を救うことにもつながっています。
【教員採用試験】水泳実技に向けて、できること
採用試験は、さけては通れません。
試験内容を確認して、ひたすら練習するのみです。
(スクールに通うor自主練)
または、水泳の実技試験のない地域を受けるかだと思います。
最近は、水泳実技のない県も多いです。私は、2県受けましたが、どちらも水泳実技はなかったです。
まとめ:小学校教員は、泳げない・水泳苦手でも授業をするのには困らない。水泳指導のスキルアップが大事。
今回は、 小学校教員が泳げない、水泳が苦手だと困るのかというお悩みにお答えしました。
- 泳げない・水泳苦手でも、水泳の授業をするのには困らない
- 泳ぎの見本は、子どもに任せる
- 自分が泳げることより、水泳指導のスキルアップが大事
- 水を怖がらず、もぐって目をあけられるようにする
- 自分の水泳の実力を、同僚の先生に伝える
誰にでも苦手なことはあります。深く考えすぎず、できることを頑張りましょう。
今回は、以上です。
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